2020年ロサンゼルスドジャースのオフシーズンまとめ③

 こんにちは。今回は以前から書いてきたドジャースのオフシーズンの動向まとめの最終回を書いていこうと思います。以前の記事も載せておきます。

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 最終回はドジャースのオフで一番の大きな動きだったと言っていいでしょう。マエケンも巻き込まれたということで、ドジャースMLBファンでなくてもご存じではないでしょうか。そうです、レッドソックスから2018年MVPの外野手ムーキー・ベッツと2012年サイヤング賞の左腕デビッド・プライスをトレードで獲得しました。キャンプイン直前の動きでかつ複雑な様相を見せたトレードを見ていきたいと思います。

 

1.トレード発表から二転三転・・・

 結果的にドジャースはベッツとプライスの両選手を獲得しましたが、当初発表されたトレードとは異なる形で実現しました。当初はドジャース(LAD)・レッドソックス(BOS)・ツインズ(MIN)の三角トレードが実現。LADからBOSには若手外野手のアレックス・バデューゴ、MINには前田健太が、MINからはBOSに若手投手ブラスダー・グラテオルが、そしてLADにはBOSからベッツとプライスが移籍するというものでした。ベッツ獲得は年明けからずっと言われていて、僕も早く公式発表来ないかなと待ちわびすぎて、ベッツとのトレードでマエケンがBOSに行った夢を見たんですけど、移籍先は違えど本当にそのトレードに絡んでいてびっくりしました。そんな話はどうでもよくて、トレードはこれで成立したと思ったのですが、翌々日ぐらいにトレードがとある問題で完了していないと。どうもグラテオル過去の故障歴にBOSが難色を示しているとのこと。さらにこの三角トレードに付随する形でLADはエンジェルス(LAA)に外野手のジョック・ピーダーソンと右腕のロス・ストリップリングをトレードするとも発表されていました。しかしこの三角トレードが停滞したので、もちろんこちらのトレードも停滞。

 一週間後ぐらいにトレードは形を変えて成立しました。まず三角トレードはなくなり、LADとBOSとのトレード、そして別個でLADとMINとのトレードで決着しました。LADはベッツとプライスを、BOSはバデューゴと2名の若手選手を獲得。もう一つのMINとのトレードでは、LADはグラテオルを、MINはマエケンを獲得。(※金銭や指名権獲得もあったんですけど省略してます。)そしてなんと三角トレードに付随していたLAAとのトレードは破談(笑)。破談発表直後、ストリップリングは自らのツイッターで、試合中に見せた自らのガッツポーズのGIFをツイートしていましたw(すぐにその投稿は消されましたが)

2.トレードが難航した背景

 トレードが二転三転した背景には、この最初のトレードが発表された後、ボストンのメディアが「ベッツの対価がしょぼい」との論調を出したとか。それを見たBOSのオーナーがこのトレードに待ったをかけ、球団がその口実としてグラテオルの故障歴を理由にゴネだし、+αを求めるもMINはこれ以上選手を出すのを嫌がり難航したとか。結果、LADが両者との話を付ける形で別々のトレードで成立しました。BOSは当初よりトレードの対価UPに成功しましたが、決まっていたトレードに、メディアの論調で難癖つけるというのは今後他球団とトレードする時嫌がられるんじゃないでしょうかね。難癖つけられたグラテオルはそのままLADに受け入れられてますしね。印象は良くないでしょう。

 一方LADとLAAとのトレード破談は、LAAのオーナーが待ちぼうけて怒ってトレードの取り消しを決めたとか。まぁこれはLADがベッツを獲得した際に、外野手が飽和状態となるのでその解消にLAAにピーダーソンを送るという三角トレードに付随したものでした。おまけに先発投手が足りないLAAはストリップリングも獲得できるチャンスだったのにそんな感情だけで破棄してよかったのでしょうかね?まぁ僕はLAAファンじゃないから良いんですけど。

3.ベッツ・プライス加入によるLAD

 ベッツの加入は言わずもがなドジャースにとって大大プラスです。まずリードオフとして起用できます。これまでのドジャースは先頭打者が日替わりでころころ変わったりして中々固定できなかったが、彼の加入でその穴は埋まるでしょう。そして右の好打者であるというのもポイントの一つですね!ドジャースはベリンジャーを初めとして、マンシーやシーガー、今年ブレイクするであろう若手内野手ラックスなどは全員左打者です。右の好打者となるとターナーくらいしかいませんでした。(もちろんヘルナンデスやテイラーも右打者ですが、打率でみると波があります)ベッツは右打者でなおかつ打率も残せる選手なので期待できますね。そしてベッツは走攻守揃ったスター選手なので、守備はもちろん走塁面でもドジャースにいい風をもたらしてくれると思っています。

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 一方プライスは近年故障などであまり成績を残せていないのは心配ですが、今年のスプリングトレーニングではさっそくブルペンで投げていたので開幕に照準を合わせて来ていると思います。ドジャースは去年大活躍したリュ・ヒョンジンがFAで抜け、契約切れのリッチ・ヒルもツインズへ移籍しました。左の先発投手2枚が抜けたのでプライスにかかる期待もそこそこあるでしょう。リュ・ヒョンジンほどは中々難しいでしょうが、ヒル並に回ってくれればありがたいですね。

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 以上、簡単ではありますが今オフのドジャースの補強まとめでした。コールやレンドーンは取れずとも、トレードでベッツを獲得できたのは嬉しかったです!ベリンジャーとベッツのMVPコンビで悲願のワールドチャンピオンに今年こそはなって欲しいですね!

 

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